This page: > 欠陥住宅の対策 > 欠陥住宅を掴まない

欠陥住宅を掴まない

購入した夢のマイホーム、住み心地向上のためのリフォームにもし欠陥部分が見つかったら、愕然となりますよね?「まさか自分の家が欠陥住宅だったなんて・・・」とあとから気がつくとタイヘンです。 その前に欠陥住宅自体を防ぐための注意点とアドバイス。欠陥住宅の見抜き方、デザイン性の強い家の要注意、欠陥部分が見つかった場合の業者の対応など。

欠陥住宅の見抜き方

欠陥住宅

自分たちのお城が持てるというのはとてもワクワクするものですが、
一方欠陥住宅をつかまされてしまった人の話を見たり聞いたりして、
怖くなることも。

やはりとても大きな買い物、一生ものにしたいからこそ、
手に入れるなら絶対いい家にしたいですよね。ここでは、
欠陥住宅をつかまされるリスクを少しでも減らすためのヒントを
いろいろ紹介していきたいと思います。

施工段階における具体的なチェックポイントなどもいくつかあげていきますが、
なにしろ私たちは素人。付け焼き刃の知識だけで、全ての施工チェックが
できるわけもありません。

しかし、建てる前の業者選びや心がまえの段階からしっかりしておくだけでも、
かなりのリスクを軽減できるはずですので、特にこれらの点に力を
入れていきたいと思います。

少しでもみなさんの参考になるよう、さまざまな事例なども紹介して
いきますので、よろしくお願いします!

欠陥部分があった時の対応を聞く

さて、家を建てるとなると、相手となる建築業者が信用できるところか
どうかというのが大きなポイントとなってきます。
そこでまず、相手側の姿勢を知るひとつのきっかけとして、
こう聞いてみましょう。

「もし、建築途中や完成後に何らかの欠陥が分かった場合は、
どう対処してくれますか?」

もし、こう聞いたところで「うちは欠陥なんて出しませんから大丈夫」
「そんなことがないように建ててますから安心して下さい」などと
返してきたら、回れ右して帰りましょう。

故意であれ過失であれ、欠陥の可能性がまったくない住宅なんて
ありませんからね。あと「そのときはちゃんとしますから」なんて適当に流して、
それ以上は話さないところも要注意ですね。

どのような保証制度やアフターフォローがあるのか、
きちんと説明してくれること、これは基本だと思います。
あと、相手の顔色などの反応もよく見ておきましょう^^

こういった部分でしっかりしておかずに、高い住宅ローンを組んで
高い夢の家を建てたのに、欠陥住宅が建てられてしまい、
涙を流す夫婦を見たこともありますからね。

なんでも希望を聞いてくれる業者が良い?

業者とのやりとり

こうしたい、あれもつけたい、こんなのがほしい…
家を建てるとなると、いろんな夢と希望がてんこもりになるものです。
その施主の希望と予算と現実をすりあわせていき、実際の住宅が
完成するわけですが、施主の希望を出来るだけとりいれてくれる
業者はいい業者なのでしょうか?

答えは、半分YES、半分NOだと思います。
まず、YESのケースは、あくまで、家として、建物としての機能を保った
状態の範囲で、対応に柔軟性をもたせてくれる場合。

NOの場合は…もうお分かりですね。建物としての機能も無視して、
「希望をかなえました」といろいろ無茶をする場合です。

一部の例外を除いて、たいていの施主は建築の素人さんです。
当然、構造上のことも分からず、いろいろ希望を言います。
それはそれでいいんです。

業者は本来そこを食い止めなければなりませんが、
施主のプランにケチをつけて去られるのが怖い、あるいは経営がきつくて、
なんとしてもどんな状態でも契約がほしい、という場合には、
家としての安全性や快適性より、見た目の「こだわり実現」に
走ってしまうこともあるのです。

たとえば、施主が構造上無理のある間取りの希望を言ってきた場合、
「この希望通りにすると、ここが弱くなってしまうので、
申しわけありませんが、この案どおりにはできません。

でも、代わりにここをこうすることによって、希望にかなり近いものが
できますよ」などと、可能な範囲での提案をしてくれるのは
理想的な対応です。

それにたいして「わかりました、まかせて下さい、うちは何でもできます」と
いうのは、一見頼もしく見えますが、これはとても危険です。
何でもできる業者なんてないんですよ。
それは、無理やり「何とかしているように見せかけている」だけです。

それぞれの業者で中心的に扱う工法というのがある程度決まっていると
思いますが、まずこの各工法の特性によって、それぞれ得手不得手があります。

ましてその工法には不得手なプランであることを承知で無理を通してしまう、
あるいは不得意な工法を無理やりやってしまう、こんなことをされた家が
「いい家」なわけがありません。

私が知っているケースでは…奥さんが「ショーケースみたいな
明るい家がいい」ということで、日当たりのみを考え、やたらとガラス面の
多い家を提案してきた工務店。本格的に契約を迫られた旦那さんが
さすがに不安に思い、インターネットで探した、
工務店と利害関係のない建築士に相談。

不安どおり、窓が多すぎ・大きすぎで、耐震性にもとても問題があり、
断熱性も非常に劣るであろう、「住めそうにない物件」で、
とんでもないシロモノだったそうです。

その後この建築士と夫婦と工務店で話し合いをおこない、
奥さんの目の前でこれがいかに危険な家かを建築士がこんこんと諭し、
話を白紙に戻す、ということになりました。

工務店がここまでに相当の労力がかかった(夢見がちな奥さんが、
かなりいろいろ希望を言ったのは事実のようです)と、多額の違約金を
要求してきましたが、最終的には手切れ金的な意味で数万円の支払いで
終えることができたようです。

このケースでは、まだ正式に契約を結んでいなかったこと、
そして旦那さんがなんとか最後のタイミングに冷静で適切な対応を
とったことで、ギリギリ痛い目を見なくてすんだのですが、
契約ほしさにこんな無茶な要求でも無理に形にしてしまう、
というところもある、ということだけは覚えておいて下さい。

住んでいた賃貸も大事な判断基準です

さて、賃貸生活から持ち家に…というコースの人も多いと思います。
2階建て・3階建て程度の物件なら、一戸建てを中心に手がけている
業者が建てることも多いです。

さあ、あなたの住んでいた賃貸物件は、どこが建てたものですか?
そしてそれは快適でしたか?

ちなみに、私たちが住んでいた賃貸物件を建てたのは、
その市内限定といっていいほど地元に密着した小さな業者でした。

そこは一戸建て住宅の分譲などもよくやっていて、折りこみチラシには
「地元企業ですから、地元の人に顔向けできないような仕事はいたしません」
といったようなことが書かれていました。

それを見た私の感想は「よく言うよ…^^;」です。
だって住んでた賃貸のグレードが最悪だったんですよ。
築10年足らずなのに建物に歪みが生じて角の部分のクロスはよじれ、
上部の角の位置も少しズレています。

また、ある日ビデオテープをのせていた押入れの上段の棚が落ちてきました。
ビデオテープはダンボールに入れたのを横に並べた状態で、
別に天井近くまで積み上げてたわけでもありません。

なんでこの程度で落ちるんだ、と、見てみたら、
棚板はボンドでとめたあとがあるだけで、クギ一本使ってないという状態。
壁・天井の遮音性もゼロ。上階の生活音どころか、
隣からも音や声が聞こえます。←けっして上階や隣の住人さんが
非常識な音を出していたわけではありません^^;

床も全体的に沈んでしまっていて、下の巾木とフローリングの床の間に
1センチ以上の隙間が。そして極めつけはバルコニー。
私たちの住戸は一階で、バルコニーの枠(?)もコンクリでしたが、
なんと建物とこの枠が剥離していました。

上部には1センチ強の隙間が。中から思いきり体当たりしたら
このバルコニー外側に倒れるんじゃないか?といった感じです。
1階だから墜落することはないですが…それにしてもお粗末すぎです。
とにかくすごい物件でした。もう2度と住みたくありません。

賃貸物件って、まずそもそもオーナーが資金をケチるので安くあげないと
いけないことと、そのオーナーが住まないのでチェックが甘くなりがちなのを
いいことに、業者側も手を抜くことが少なくないらしいんですよね^^;

でも、そこが業者の良心が問われる点でもあると思うんです。

安かろうがチェックがなかろうが、仕事として引き受けた以上、
居住空間としてきちんと成り立たせるのは最低限やらなければ
いけないことです。

安くされたからって「建物がゆがむ、棚に釘を使わない、床も沈んでる、
バルコニーの枠は剥離している」これはさすがにアウトでしょう。

ちなみに、冷やかしがてらにこの業者の建売物件を
見に行ったことがあります。結果、ちょっと分かりにくいところでしたが…
数ミリの幅にもなるクロスの亀裂を発見しましたよ。

糸状の亀裂ぐらいならともかく、これだけの幅の亀裂は、
木材の自然収縮だけではまずありえません。

「やっぱり、あのすごい賃貸物件を建てただけのことはある」と
妙に納得して帰ってきましたが、一体ここは他にも見えない
ところでどれだけの問題をかかえていたのでしょう…^^;

さあ、あなたが住んでいた賃貸はどうでしたか?

デザインの最重要視した家は危険!

デザイン建築

最近は、住宅にたいして見た目も美しいデザイン性が要求される
傾向にあります。建売住宅などでも、やたら西欧っぽい
外観をアピールしたりしているチラシを見かけたりします。

思わずみとれてしまうような外観の家って、実際ありますよね。
そんな美しい外観、あるいは個性的な外観、あるにこした事はないのですが、
そこにばかり目を向けていてはダメ。外観の良し悪し=建物としての
良し悪しではないからです。

外観にこだわってしまう、というのは、どうもモデルハウスを見た人に
多い傾向にあるようですね。あの豪華な外観が記憶の片隅に
残ってしまっているのでしょう。

さて、ここでちょっとテスト。あなたの理想とする家はどんな家か、
なるべく具体的に想像してみて下さい。

…ここで全体の外観が詳細に頭に浮かんだ人は、要注意ですよ。
詳細に想像する部分がまさにこだわりの部分だからです。

家を見て暮らすのではなく、家の中で暮らすんだ、ということを
忘れないで下さい。耐震性、耐久性といった安全性や住み心地などの快適性、
まずその点をクリアしてからですよ、外観のお話は。

建築デザイナーについて

デザインがらみの話をもうひとつ。家を建てる際、すべてを建築業者に
まかせるのではなく、設計事務所の門をたたき、デザイナーと呼ばれる
建築士に設計部分を依頼する人も多いと思います。

ここで注意しないといけない点は、デザイナーと呼ばれる人の中には、
住宅の設計を「自分の作品発表の場」と考えているような人が少なくない
ということです。

時々テレビで住宅建築の番組をやったりしていますが、
妙な違和感を感じる物件が出てきたりしませんか?

見た目は個性的で目立つ、一見施主の希望を聞いているように見える、
でも、夏暑そうだし冬寒そうだし、家事動線は悪いし掃除も大変そうだし…
などと、ものすごく住みにくそうなもの。おまけにプロに聞くと、
構造そのものがかなりトンデモな物件だってあるようです。

こういうデザイナーも、まがりなりにも建築士資格もってるから
やっかいなんですよね。設計と施工が分離している以上、
建築業者は設計どおりやるだけです。

施主も出来たときは奇抜なアイデアなどに感心して喜んでますが、
しばらく住むと現実を思い知る、ということも少なくないようです。

ホームページなどを見てみるのも参考になるでしょう。
あまりにも「これが俺様がデザインした家!!」「この家おしゃれに
出来てるでしょ〜」というような雰囲気がプンプン漂ってくるような
ところは危険です。

「俺様デザイン住宅」として目立たせ宣伝するために何をするか
分かったもんじゃありません。住宅の世界は、「俺についてこい」が
頼りになる世界ではないのですよ^^;

もちろん、きちんと施主の生活を考えて設計してくれる建築士だって
たくさんいます。まず構造などからきちんと考えてくれるのか、
それともデザインから入るのか。デザインを考えるのにワクワクしすぎな
建築士だと感じたら、やめた方がいいでしょう。

edit

人気の住宅ローンキャンペーン
住宅ローンオススメプラン
住宅ローンの減税制度について

cms agent template0035/0036 ver1.005